2位は原油や天然ガスのパイプライン事業のエナジー・トランスファー(ET)で8.16%、3位は農薬メーカー大手のFMC(FMC)で7.99%だった。両銘柄とも来期増配予想で、今後配当利回りがさらに上がりそうだ。
トップ10には、世界最大級の物流会社であるユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、加工食品会社大手のコナグラ・ブランズ(CAG)が入った。両銘柄とも代表的な米国株指数「S&P500」の構成銘柄だ。
また有名・大型銘柄としては、資源大手のヴァーレ(VALE)が8位、製薬世界大手のファイザー(PFE)が12位、通信大手のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)が13位、自動車のフォード・モーター(F)が20位、資源大手のリオティント(RIO)が23位だった。
50年以上の連続増配銘柄も
18位のアルトリア・グループ(MO)や35位のターゲット(TGT)、39位のスタンレー・ブラック&デッカー(SWK)、48位のホーメルフーズ(HRL)なども注目だ。
たばこ大手のアルトリアは55年連続(実績ベース)、ディスカウントストア運営のターゲットは53年連続(同)、電動工具大手のスタンレーは57年連続(同)、食肉加工のホーメルフーズは58年連続(同)で増配中だ。
配当利回りは1株当たり配当金(今期予想)を株価で割ったもの。株価が下がれば利回りは上がるため、業績悪化などで株価が急落していないかにも注意したい。
なお、『米国会社四季報』25年秋冬号では、「連続増配年数トップ50」「増益率トップ50」「低PERトップ50」など計13本のランキングを掲載している。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら