夫婦+愛犬に"ちょうどいい"コンパクト平屋。70平米・2LDKは、40代で老後まで考えた選択肢

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「ずっと迎えたいなと考えていたのですが、たまたまこの子に出会って連れて帰っちゃいました。生活は180度ぐらい変わりましたね。以前はダイニングテーブルや薪ストーブの前にソファを置いていたのですが、犬が歩きまわりやすいように家具を減らしました。

フィギュアを置いた部屋はもともと寝室だったんです。でも、おもちゃをかんだり食べたりするかもしれないのでもう一つの部屋に寝室を移して一緒に寝ています。ウッドデッキのスペースに柵をつけたのも外に飛び出さないようにするため。このスペースも大好きでうれしそうに駆け回っています」(夫)

結果として大正解だった平屋の選択

もちろん、平屋なら階段から落ちる心配もなし。フラットなスペースを自由に行き来して、のびのび暮らしています。

犬を飼うことを想定して平屋を選んだわけではないそうですが、結果として大正解だったというわけです。

柔らかいパイン材のフローリングは愛犬の足にも安心。「前はスマホを落として床に傷ができるとへこんでいましたが、今は傷も味のうちと割り切っています(笑)」と夫(写真撮影/前田慶亮)

そんな生活の変化も含めて、コンパクトな平屋の住み心地を聞いてみました。

「動線が短いので掃除はもちろん、朝の身支度などなにをするのもラクですね。特にわが家はリビングが家の中心にあるので、キッチンで家事をしているときも引き戸を開けておけば住まい全体を見渡せます。夫がコレクションの部屋にいても気配は伝わりますし、犬がどこでなにをしているかも一目でわかるので安心なんです」

家のなかを行き来するときやテラスに出るときも、常にリビングが中継点となるのでおのずとコミュニケーションをとる時間も増えているのだとか。

家を建てるとき、つい広さや部屋数を優先してしまいますが、一番大事なのはどんな暮らしをしたいのかを考えること。Kさん夫妻の幸せそうな笑顔を見て改めてそう実感しました。愛犬を迎えられたのも将来まで安心して暮らせる平屋だからこそ。ライフスタイルの変化にも柔軟に応えてくれるのが平屋なのかもしれません。

取材・文/上島寿子

●取材協力
中村住宅工業

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