夫婦+愛犬に"ちょうどいい"コンパクト平屋。70平米・2LDKは、40代で老後まで考えた選択肢

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「うちの隣地は太陽光発電の設備が並んでいて、向かいはその出入り口になっているんですね。だから人目が気にならず、日当たりも抜群。それもこの土地に決めた理由の一つなんです」(夫)

掃き出し窓の横がテラスに(写真奥)。奥まっているためプライバシーも守りやすい(写真撮影/前田慶亮)

マイホームで得たフィギュアコレクションを愛でる幸せ

アウトドア好きの2人のこだわりは内装のデザインにも表れています。リビングは床だけでなく、壁や天井にも無垢の木をふんだんに使ってナチュラルな空間に。一面の掃き出し窓から注ぐ光と相まって、山の別荘にいるような気分になります。

床には足触りの柔らかいパイン材を使用。素足で歩くと気持ちよく、冬もひんやりしないとか。

木をふんだんに使ったナチュラルなリビング。ソファも色味を抑えたシンプルなものを選んでいる。左奥がキッチン。ここにも造作のカウンターをつくってスペースをフル活用している(写真撮影/前田慶亮)

隣接する洋室も同じく木のぬくもりが溢れる空間になっていますが、そこには驚きのスペースが。

棚一面にフィギュアなどがずら~り。まるでおもちゃ箱のようなにぎやかさです。

コレクターは主に夫。

「賃貸に住んでいたときから集めていたのですが、飾る場所がないからずっとダンボールのなか。せっかく家を建てるのだからと専用の棚をつくってもらいました。高さがバラバラなので入れるものを採寸して、寸法や収まりなどを何度も打ち合わせしました。眺めているだけで癒やされますね」と満足そうに見わたします。

コレクションは当面、減らす予定はなし。むしろ飾る場ができて増えそうな気配なのだとか。

壁一面に造作されたコレクションボード。フィギュアのほかに、玩具や漫画なども並び、一角には妻のコレクションも。棚は可動式で飾るものによって高さを変更できる。趣味のロードバイクもこの部屋に。出し入れがしやすいのも平屋のメリットだ(写真撮影/前田慶亮)
フィギュアコレクションにはレアな“お宝”もあるとか。「眺めているだけで幸せです」と夫(写真撮影/前田慶亮)

そんなKさん夫妻の住まいはインテリアにもセンスが光ります。リビングと玄関の間につけられたのはオリジナルの扉。無垢材をブルーグレーで塗装し、チェッカーガラスによって光を取り込む工夫がされています。

左が玄関とリビングをつなぐ造作の引き戸。チェッカーガラスはプライバシーを守りながら、引き戸の向こうの気配を伝えてくれる。電気のスイッチはアメリカンスイッチにしてインテリアに溶け込ませている(写真撮影/前田慶亮)
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