かつては不健康なイメージだったが…実は「脳を鍛えるのに最適」と専門医が勧める娯楽の"凄い効果"

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フランスで行われた高齢者を対象とした研究によると、ボードゲーム愛好者は、認知症リスクが約15%低かったという報告があります。

卓上ゲームで脳に負荷がかかるのは、自分が勝つためにあれこれ戦略を練るからです。それだけでも、日常とは異なる脳の使い方になるでしょう。

オンラインの機能を使えば初心者でも楽しめる

こうして脳は老いていく
『こうして脳は老いていく』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

卓上ゲームは簡単なものから難しいものまでたくさんあります。初めての人でも気軽に始められるゲームもあるので、気になるゲームを見つけたらさっそくチャレンジしてみましょう。

麻雀や将棋、囲碁、ボードゲームはスマホやタブレットでも楽しめます。わざわざ誰かを誘わなくても、家にいながら、ひとりで好きなときに遊べます。

オンライン対戦なら、チャットを使って相手とコミュニケーションしながら楽しむこともできます。

しかも、オンラインなら初心者向けに簡単なルールを教えてくれる機能が付いているので、初めてでも安心して始められます。

ただし、スマホやタブレットで遊ぶ場合は目を酷使することになるので、20分遊んだら20秒くらい遠くを見て目を休めましょう。そして1日1、2時間くらいを目安に、遊びすぎないように気をつけてください。

遠藤 英俊 名城大学特任教授

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えんどう ひでとし / Hidetoshi Endo

1982年滋賀医科大学医学部卒。名古屋大学老年科で医学博士を取得。国立長寿医療研究センターにて、長寿医療研修センター長を務める。2020年より聖路加国際大学臨床教授 名城大学特任教授に就任。2021年、老年病や認知症に関する専門的医療を提供する「いのくちファミリークリニック」を開院。日本認知症学会専門医、日本老年医学会老年専門医。脳の老化について長年取り組み、NHK『クローズアップ現代』『きょうの健康』などメディア出演多数。著書に『医師が認知症予防のためにやっていること。』(日経BP)ほか多数

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