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「不祥事を起こした俳優を使うなんてありえない」フジ『102回目のプロポーズ』出演の唐田えりかと伊藤健太郎を"批判する人たち"の危うさ

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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ただ、唐田さんも伊藤さんも俳優である以上、「自らの演技で許されていく」という道を目指すことが、最善策の1つであることは間違いないでしょう。

たとえば、不倫騒動や薬物逮捕などの不祥事から復帰できるミュージシャンが多いのは、「類いまれな音楽の実力があるから」「楽曲や演奏で魅了させられるから」という背景があります。

その点、唐田さんと伊藤さんはここ数年間、配信ドラマや深夜ドラマ、映画や舞台などで真摯に作品と向き合う姿を見せ続けてきただけに、演技の実力という点では期待感のほうが大きいのかもしれません。

批判の声は避けられないとしても、真摯な姿と演技の実力を見せ続けることで、「この人の演技は凄い」「替えの効かない俳優」という評価を得て、「ほぼ完全に許された」という状態につなげていきたいところです。

伊藤健太郎は、2024年に放送され好評だった大河ドラマ『光る君へ』に出演し、俳優としてステップアップを重ねていた(画像:本人の公式Instagramより)

「話題性のためのキャスティング」の危うさ

最後にもう1つ、論点としてあげておきたいのは、制作サイドによる「話題性のためにあえて批判も集める」という、プロモーション前提のキャスティング。

「102回目のプロポーズ」のキャスティングは、「不祥事を起こした人が純愛ドラマ、しかも名作の続編を演じることの話題性を狙った」とみなすコメントが少なくありません。それが放送前であるにもかかわらず2人への過剰な批判につながっているように見えます。

しかし、今回の報道は批判こそ多いものの、話題性としては上々の結果を得られているだけに、制作サイドとしてはむしろ手応えを感じているのかもしれません。

ただ、個人への過剰な批判は心身のリスクが高いだけに、唐田さんや伊藤さんに限らず不祥事を起こした芸能人のキャスティングには、一定のモラルが問われるべきではないでしょうか。

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