「不祥事を起こした俳優を使うなんてありえない」フジ『102回目のプロポーズ』出演の唐田えりかと伊藤健太郎を"批判する人たち"の危うさ
さらに、猛烈な批判にさらされた結果、「仕事・地位や家族・友人を失う」「多額の賠償金を背負う」「住居を追われ、地方や海外に移住する」などの社会的制裁を受けると批判の声は収まりますが、それでも暫定的に「許された」という段階にすぎません。
復帰後の些細な言動で「許せない」という批判が再燃するリスクがあり、やはり慎重な言動が求められます。
そんな厳しい現実があるだけに、このところ不祥事を起こした芸能人は、「ローカル局や独立局の番組、ネット配信動画へのゲスト出演などから控え目に復帰する」というステップを踏むようになりはじめています。
目にふれる人の数が限定的、あるいは、好きな人がお金を払って見る番組から地道なリスタートを切ることで「反省している」「一からやり直そうとしている」という印象を与え、批判を抑えようとしているのでしょう。
ただそんなステップを踏んだとしても、「多くの人々が見る地上波ゴールデンタイムの番組に復帰する際に、けっきょく批判の声があがってしまう」というケースが少なくありません。
事実、唐田さんや伊藤さんは一定の社会的制裁を受け、俳優業で地道なステップを重ねてきたにもかかわらず、今回の報道では批判が多くを占める状況にさらされています。

また、週刊誌などの独占インタビューやYouTubeの動画配信で釈明・謝罪する芸能人も増えました。
以前は「とにかく記者会見を開け」という圧力のようなムードがありましたが、最近はよほど悪質な不祥事でない限り一定の釈明・謝罪があれば、積極的でこそないものの、「許せない」というほどの批判は受けづらくなりはじめています。
その点を踏まえると、唐田さんと伊藤さんは「102回目のプロポーズ」の放送前に何らかの場でもう一度、過去の件を釈明・謝罪しておいたほうが「許せない」という声を抑えられるのかもしれません。
俳優は演技で許されていくべきか
いずれにしても、2人は芸能人として表に出る仕事を続ける限り、約5年前の不祥事であっても「許された」というムードにはなりづらく、言動に気をつけなければいけないのでしょう。
サッカーのイエローカードを1枚受けた状態に近く、「もう1回、不祥事を起こすと、レッドカードで強制的に退場させられる」という危うさを抱え続けていくように見えます。
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