「不祥事を起こした俳優を使うなんてありえない」フジ『102回目のプロポーズ』出演の唐田えりかと伊藤健太郎を"批判する人たち"の危うさ

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しかし、それ以上に厳しい声があがっているのが、続編のメインキャスト。

主人公の星野光を唐田えりかさん、光に一目ぼれする空野太陽を霜降り明星・せいやさん、光の恋人・大月音を伊藤健太郎さんが務めることが報じられると、記事のコメント欄やSNSは大半が批判で占められました。

その理由は、唐田さんが不倫騒動、伊藤さんがひき逃げ事故を起こした過去があるから。

「101回目のプロポーズ」は、フジテレビの看板枠・月9ドラマの全盛期に放送された“純愛三部作”の1つ(残り2作は「すてきな片想い」「東京ラブストーリー」)だけに、「不祥事を起こした2人にはふさわしくない」という声があがるのは仕方がないのかもしれません。

唐田えりか
変わらぬ透明感あふれる姿をSNSでは披露していた(画像:本人の公式Instagramより)

ただ、今回の報道によって「ふさわしくない」ではなく、今なお「許せない」という強い怒りを感じさせる声が少なくないことに気づかされます。どちらも2020年の不祥事であり、すでに約5年もの年月が経過し、その間2人はキャリアの再構築に務めてきました。

2人は1997年生まれの同級生であり、今年で28歳と若いだけに、もう少し寛容な世の中であってもいいような気もします。

それでもネット上に「許せない」という声を書き込む人はどんな心理状態なのか。そして、どんな思考回路になれば「許せない」という気持ちが消えるのか。

ネット上で誹謗中傷を繰り返して訴えられたことのある人を取材したエピソードも交えて、その心理状態を掘り下げていきます。

第三者の「許せない」にこだわりはない

今回の記事を見て唐田さんや伊藤さんに「許せない」というコメントを書き込んでいる人々のほとんどが不倫や事故の当事者ではない第三者でしょう。この「第三者であることは気にしない」ことがネット上で他人を批判する人の前提となっています。

次ページ名前や顔を見ると条件反射のように批判したくなる
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