内部構造からの問題解決。アップル、薄く美しいiPhone Air、パワフルなiPhone 17 Pro、ライブ翻訳搭載のAirPods Pro 3、睡眠スコア対応のApple Watchを発表

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N1チップは、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Threadに対応するアップル独自の通信チップ。Wi-Fi 7、Bluetooth 6の通信性能を向上させるとともに、特にAirDropやテザリングの接続性を改善している。さらに、C1Xともども消費電力の削減にも役立っているらしく、iPhone新シリーズのバッテリーライフ向上に貢献している。

Apple WatchとAirPodsも進化

Apple Watch Ultra 3では、衛星通信による緊急通報機能を新たにサポート。Apple Watch Series 11も5G通信に対応し、睡眠スコアや高血圧に関する通知機能など、健康管理機能が強化された。

最廉価モデルであるSE(第3世代)も常時表示ディスプレイと5G対応を果たし、シリーズ全体としての底上げが図られている。

Apple Watch
冒頭のムービーで紹介された通り、Apple Watchは命を救い、人を健康にするヘルスケア用のデバイスとして、進化を続けている(写真:筆者撮影)

AirPods Pro 3は、物理構造の見直しによりアクティブノイズキャンセリング性能が2倍に向上。加えて、ライブ翻訳機能が実装され、リアルタイムで外国語を聞き取り、翻訳・音声出力が可能となった。年末までには日本語にも対応する予定で、もしかしたら来年のこのiPhoneの取材は、現地の英語の説明を、AirPods Pro 3の翻訳で聞けるようになっているかもしれない。

AirPods Pro 3
従来モデルのAirPods Pro 2に比べて、2倍のノイズキャンセリング性能を実現したAirPods Pro 3(写真:筆者撮影)

アップル製品を使い慣れているとわかるのだが、デザイン(薄っぺらな意味ではなく、基本的な理念、構造設計まで含めたもの)を改善することで、トータルでの性能も使い勝手も人にとって心地よいものであり続けている。

Keynoteの冒頭に流れたデザインに関するムービーは、iPhoneや、Apple Watch、AirPodsだけでなく、アップルのあらゆる製品のハードウェアとソフトウェア、すべてが統一された優れたデザインに基づいているからこそ、快適であり、高性能であることをアピールしている。

タッチ&トライ会場で実際に触れた製品群は、いずれもKeynoteで語られている以上に利便性、使い心地が高まっていた。製品を借りてレポートできるようになったら、より詳細をお伝えしたい。

村上 タクタ 編集者・ライター

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むらかみ たくた / Takuta Murakami

iPhone、iPadなどアップル製品を中心に扱うガジェット・テクノロジー系編集者・ライター。カリフォルニアでのWWDCやiPhone発表会には2016年頃から継参加。趣味の雑誌の編集者として、’92年から約30年で約600冊の雑誌を作ってきた。バイク雑誌『ライダースクラブ』に携わり、ラジコン飛行機雑誌『RCエアワールド』、海水魚とサンゴ飼育の雑誌『コーラルフィッシュ』、デジタルガジェットのメディア『flick!』『ThunderVolt』の編集長を務める。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー。バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、庭での野菜作り、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。娘はロンドン、息子は台湾在住。

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