内部構造からの問題解決。アップル、薄く美しいiPhone Air、パワフルなiPhone 17 Pro、ライブ翻訳搭載のAirPods Pro 3、睡眠スコア対応のApple Watchを発表

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もちろん、本来eSIMのほうが簡単に機種変更したりできて便利ではあるし、アメリカではiPhone 16世代からeSIMのみになっていたので、日本もやっとそうなったと捉えることもできる。

今回、物理SIMスロットを廃止することで、その分バッテリースペースを拡大し、バッテリーライフを延長したという話もあるし、開口部が減ることで、強度が増したり、防水の信頼性が高まるなどのメリットもあるだろう。物理SIM廃止はある意味、時代の流れだといえるだろう。

ティム・クック
もちろん、アップルCEOのティム・クックも登壇、冒頭に挨拶をライブでおこなった。タッチ&トライ会場にも現れた。一緒に写真を撮っているのはiJustineという700万人以上のチャンネル登録者を持つインフルエンサー(写真:筆者撮影)

iPhone Air──新鮮なルックスの超薄型筐体にPro同等の処理能力

最大の目玉のひとつが、今回初登場となった「iPhone Air」である。その名のとおり、シリーズ内で最も薄く、ハードウェアに詳しくない人でも、即座に「何これ? すごい!」と驚くほどの見た目のインパクトを実現している。

カメラ部分の出っ張りにApple Siliconなどを集約し、剛性の高いグレード5のチタニウムフレームを採用、さらに新設計のバッテリーを採用することで、わずか5.6mm(カメラ部除く)という薄さを実現している。

iPhone Air
写真に撮るのに困るほど薄いiPhone Air。ちなみに、この製品はiPhone 17シリーズではなく、単にiPhone Airと呼ばれる(写真:筆者撮影)

チップセットには、最上位モデルであるiPhone 17 Proとほぼ同じ「A19 Pro」を採用。搭載されているGPUコア数はProの6コアに対してAirは5コアと、若干の差異があるが、基本的には同じものが搭載されるという。ただし本体の構造的に冷却性能ではProモデルに劣るため、継続的な高負荷処理ではAirのほうが早く熱的限界に達することになる。

背面カメラは単眼ながら48MPセンサーを搭載し、等倍と2倍望遠を組み合わせた「フュージョンカメラシステム」を採用。シンプルな外見と、自由度の高い撮影性能を実現している。

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