内部構造からの問題解決。アップル、薄く美しいiPhone Air、パワフルなiPhone 17 Pro、ライブ翻訳搭載のAirPods Pro 3、睡眠スコア対応のApple Watchを発表
また、セルラーモデムはiPhone 16eに搭載されたC1に続き、C1Xというアップデート版の自社製チップを搭載している。このC1XはC1が対応していなかった、Band 11や21に対応しており、地方での接続性が向上している可能性がある。
今回、iPhone Airを買うか、iPhone 17 Proシリーズを買うかで迷う人も多いと思う。ひとめ見てわかる圧倒的な薄さ、軽さはやはり魅力的。しかし、バッテリーライフが若干心もとない、USB-C接続が最大480Mb/sのUSB 2のみで、ディスプレイポートとしても使えないなどの弱点もあるので、そのあたりを理解したうえで購入するようにしたい。
iPhone 17 Proシリーズ──放熱設計の再構築でA19 Proを最大活用
フラッグシップモデルであるiPhone 17 Pro/Pro Maxは、本体のフレーム素材をチタンからアルミニウムに変更し、MacBookシリーズなどで使われているユニボディ構造を採用。
特に、突出しているカメラ部分にA19 Proチップセットなど発熱の多い部品を搭載し、iPhoneケースなどを装着しても露出するアルミフレームから放熱することを可能としている。このあたりの発熱する部品を上部に配置したことにより、手で持ったときに発熱部に触れにくいのも熱さを感じにくい理由のひとつとなっている。

また、チップセットに接触する部分から背面中央部に向かって、アップルが新たに設計した「ベイパーチャンバー」という、脱イオン水をレーザー溶接で密封した熱の拡散装置を内蔵しており、これによりチップセットの発熱をより素早く効率的にユニボディフレームに拡散することを可能としている。
ともあれ、これらの変更により15 Proや16 Proで課題だった放熱効率が大きく改善した。
カメラシステムも大幅に刷新され、3ユニットとも48MPフュージョンカメラとすることで、広角(0.5倍)、標準(1倍)、望遠(2倍、4倍、8倍)までをカバー。特に望遠カメラは進化した第2世代のテトラプリズム構造により、センサーサイズを56%拡大。最大200mm相当(35mm換算)の望遠でも、従来より高精細な撮影が可能となった。
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