内部構造からの問題解決。アップル、薄く美しいiPhone Air、パワフルなiPhone 17 Pro、ライブ翻訳搭載のAirPods Pro 3、睡眠スコア対応のApple Watchを発表

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2倍望遠の次が5倍望遠だったiPhone 16 Proに対して、0.5倍の広角から、焦点距離を倍々とつないで8倍望遠に至る構成は、2倍の次が4倍、その次が8倍とスムーズなつながりを見せており、カメラファンにとっても理解しやすい構成となった。

動画撮影機能も強化され、Dolby Vision HDR、4K/120fps、ProRes Log、ACESに対応。映像制作でも、さらにさまざまな活用が可能になっている。

iPhone 15 Pro、16 Proで使われたチタニウムが好きな人にとっては後退に思えるかもしれないが、手触りも良いし、何より熱くなりにくいので、バランス良く高い性能が得られており、満足感の高いモデルになりそうだ。

iPhone 17──Pro級ディスプレイと多彩なカラバリ

前シリーズのスタンダードモデルiPhone 16は、非常にコストパフォーマンスに優れたお勧めモデルだったが、iPhone 17は、それにさらに改善されたProモデル同等のディスプレイが搭載され、より価値の高いモデルになった。

iPhone 17
5色のカラーバリエーションを持つiPhone 17。従来のiPhone 16より、チップ性能が向上しているうえに、ディスプレイがProモデル並みになった。ディスプレイの大きなPlusモデルは発表されなかった(写真:筆者撮影)

「Super Retina XDRディスプレイ」を搭載。120HzのProMotion表示に対応し、スクロールやゲーム表示も滑らか。これまで上位モデルのみの機能だったが、ついにスタンダードモデルでも利用できるようになった。

また、ProMotionは表示クロックを下げることもできるので、消費電力の低減にも役立つ。常時点灯もできるので、これからはスタンダードモデルでも、ロック時に時刻などを表示したままにしておける。

カメラは2基構成で、いずれも48MPセンサーを搭載。広角と、1倍と、2倍望遠の切り替えが可能となっている。

iPhone AirとiPhone 17シリーズ共通で採用されたのが、前面のセンターフレームカメラと、N1チップだ。

センターフレームカメラは簡単にいえば、自撮りのときのフレーミングを自動でしてくれるシステム。超広角カメラを搭載しており、縦画角や、横画角、複数人数用の縦画角、横画角4つのフレーミングで撮影することができる。手動でも選択できるが、自撮りをするときに手軽に自動で最適な画角で撮影してくれるのは便利。実際に試してみたが、これはiPhone 17シリーズとiPhone Airで、特に人気の出そうな機能だと感じた。

iPhone
センターフレームカメラは正方形のセンサーを持っており、セルフィーの画角を自動的に調整することができる。横画角の写真も、iPhoneを縦に持ったまま撮影できる(写真:アップル提供)
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