「暑い9月は株価が安く、涼しい9月は株価が高い」データが示す意外な関係

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秋になっても、残暑が厳しいとなかなか秋物の消費が盛り上がりません。衣料品を例にあげると、暑さが続くと薄着で過ごしてしまい、秋物を買わずに冬物に移行してしまいがちです。

また秋と言えば「食欲の秋」「スポーツの秋」とも言われます。涼しくなってきて食欲も盛り上がってきたり、運動を始めたりと人間の行動が活発化しやすい時期ですが、暑いままだとなかなか、そういった気持ちに向きにくいことも消費停滞につながります。

残暑が厳しい9月の株価の行方

もう1つのデータも紹介しましょう。次の表は月間平均気温を用いた結果です。平均気温が25℃を超えて、残暑が厳しい9月は株価が下落(-1.57%)しています。一方、平均気温が22℃以下となる9月は上昇しています(1.02%)。表からも「暑い9月は株価が安く、涼しい9月は株価が高い」というジンクスが裏付けられます。

今年の9月の気候はどうなるでしょうか。28日に気象庁から「向こう1か月の天候の見通し(8月30日~9月29日)」が発表されました。「平年に比べ晴れの日が多い」予想となっており、日本各地で平均気温は80%の確率で「高い見込み」となっています。

また各種民間の気象予想機関も「残暑が厳しい秋」を予想しています。
9月の株式相場はちょっと注意が必要かもしれません。

吉野 貴晶 青山学院大学大学院 青山ビジネススクール 客員教授

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よしの たかあき / Takaaki Yoshino

金融情報誌「日経ヴェリタス」アナリストランキングのクオンツ部門で、記録的となる16年連続で1位を獲得した後、ニッセイアセットマネジメントに入社。大学共同利用機関法人 統計数理研究所のリスク解析戦略研究センターで客員教授を兼任。青山学院大学大学院国際マネジメント研究科(MBAコース)で経営戦略、企業評価とポートフォリオマネジメントの授業の教鞭も取る。代表的な著書に『No.1アナリストがプロに教えている株の講義』(東洋経済新報社、2017年) 。

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