50代の団地おひとりさまライフ! 築50年を購入・リノベ、出費は月2万円だけ。新築マンション売却で手に入れた人気ブロガー・きんのさんの暮らし

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それからの行動は早い。介護職なら社会に貢献できつつ、求人もあるだろうと考え、49歳で専門学校に入学。資格を取得し、現在は介護職の正社員として地元で働いている。

51歳で新たな職業に挑戦する。戸惑いはなかっただろうか。

「もちろんうまくいくことばっかりじゃないですよね。もし失敗しても、“ああ、これはダメだったんだな”ということが分かるわけで。でも元気に生きていれば、他のことをやればいいだけというか、やらないでどうしようと思ってるぐらいなら、私はやったほうがいいかなって思っているんです」

通勤時間が減り、陶芸教室に通い始めた。陶芸作品の人形と収集した多肉植物を飾って(写真撮影/相馬ミナ)
空き瓶に花を飾ったり、ゆっくり入れたコーヒーやお茶でリラックスしたり、思い描いていた丁寧な暮らしも家で過ごす時間が増えたからこそ(写真撮影/相馬ミナ)

“濃い”団地コミュニティが心地いい

団地暮らしで大きく変化したのは、近所付き合いだ。

長く暮らす住人が多く、ご近所付き合いが盛ん。コロナ禍前は、流しそうめんや焼き芋会、夏祭りと、いろんなイベントが開催されおり、なにかと係や集まりがある。コロナ禍で中断していたが、最近少しずつ復活しているそう。

「私は働いているので、そんなに参加できないですけど、持ち回りで係もあります。以前、係になったときに団地内イベントの受付や誘導をお手伝いしました。高齢者が多いのでお知らせは回覧板を利用していますが、インターネットでお知らせしたらラクなのに団地の活動はアナログで労力がかかる半面、自然と顔見知りが増えるんですよね。

顔を合わせればあいさつするようになり、コミュニティの一員という安心感がある。そんなやりとりは以前の東京の分譲マンション暮らしでは考えられなかったものでした」

のんびり団地内の敷地を散歩するのも日課。「最近は若いご家族も増えてきた気がします」(写真撮影/相馬ミナ)

こうしたご近所付き合いは、セイフティーネットにもなる。

「社交的な性格の母は、私が引っ越す10年前から暮らしていたので、すっかり団地コミュテニィになじんでいたんです。だから、私は“〇〇さん(母の名前)の娘さん”という認識のされ方をしているんですよ。

母は、団地近くの公園でほぼ毎朝開催されている太極拳に参加していたので、何日か顔が見えないと心配してくださったり、道に迷った母を案内してくださったり、助かっています」

リノベーション、仕事を変える、ご近所付き合い――団地暮らしできんのさんの生活は大きく変化した。

母との関係性も同様だ。

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