
(写真:Chris Ratcliffe/Bloomberg)
スクリーンとスクロールが日常となった世界で、人々は今も良書に手を伸ばしているのか——。
ほかの多くの国々と同様、こうした懸念を抱くデンマークの当局者は、書籍の価格を引き下げることを狙いとした新たな提案が状況改善の一助となることを期待している。
デンマーク政府の先日の発表によると、同国がほとんどの物品とサービスに適用している25%の付加価値税(VAT、日本の消費税に相当)が、書籍については間もなく免除されることになる。
文化相ヤコブ・エンゲル=シュミットは8月21日の電話取材で、「私たちは人々にもっと本を読んでほしい」と語った。
提案されている免税措置は、エンゲル=シュミットによると、「読書危機」に対抗することを意図したものだ。デンマークの読書危機は、とくに若者の間で深刻化している。
「本を手に入れやすくし、書店での価格を下げることで、状況はきっと改善するだろう」
北欧で相次ぐ消費税引き下げ
読書量の減少に対する懸念は、デンマークに限ったことではない。
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