フワちゃん、テレビから「消えた」1年 それでも"友人"指原莉乃が名前を出した本当の理由

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そこで実績を積み重ねて、ファンを少しずつ増やしていくことで、最終的にメディアに復帰するという可能性もゼロではないかもしれない。指原をはじめとする彼女の友人たちがあえてこのタイミングで言及したのは、単なる友情の表明にとどまらず、そうした新しいステージへの移行を後押しする意味合いもあると考えられる。

結局のところ、現時点ではフワちゃんの地上波復活の可能性は低い。よほどの社会的な変化や本人の劇的なイメージ転換がない限り、局やスポンサーがあえてリスクを取ることはないだろう。

しかし、それは彼女のタレントとしての物語が終わることを意味しない。むしろ、テレビの枠組みを離れて新しい場所で活動することが、彼女にとっては最も現実的かつ堅実な選択となるのではないか。

友人がまだ見捨てていない

少なくとも、友人たちが彼女を見捨てていないことは復帰のための好材料である。どんな業界であっても、人に愛され、人に支えられなければ、長く仕事を続けていくことはできない。芸能の仕事は特にその傾向が強い。

テレビタレントとして一度は「失格」の烙印を押されてしまったフワちゃんだが、1人の人間としては周囲の人に見放されたわけではない。その明るさと奔放さを武器に、新しい居場所を自ら切り開いてほしい。

ラリー遠田 作家・ライター、お笑い評論家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

らりーとおだ / Larry Tooda

主にお笑いに関する評論、執筆、インタビュー取材、コメント提供、講演、イベント企画・出演などを手がける。『イロモンガール』(白泉社)の漫画原作、『松本人志とお笑いとテレビ』(中公新書ラクレ)、『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)、『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)、『とんねるずと「めちゃイケ」の終わり〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論』(イースト新書)など著書多数。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事