バンダイ『ガシャポン』大人もハマるカプセルトイ、第5次ブーム真っ只中での"超絶進化" 1年に「約2億2000万個出荷」でギネス世界記録™認定も

昭和世代も平成世代も子どものころから親しんできたであろう「カプセルトイ」。カプセル入りのおもちゃが詰まった小型の自販機に小銭を入れて回すと、ランダムで1つ出てくる“アレ”だ。例えば、アラフィフ男性のなかには、80年代に大人気だった漫画『キン肉マン』のキャラクターを再現した『キンケシ』をコレクションしていた人も多いのではないだろうか。
そのカプセルトイが近年、大躍進を遂げ、第5次ブームが訪れている。2020年度の市場規模は385億円だったのが、2022年度には650億円と約1.7倍に。さらに2024年度は1200億円と、この4年で3倍以上にまで拡大しているのだ(株式会社バンダイ調べ)。
なかでも、バンダイが手がける『ガシャポン®︎』は、2024年度に約2億2000万個の商品を出荷したとして、「カプセルトイ世界売上No.1」のギネス世界記録™(※)に認定された。海外市場やインバウンドからも熱視線を受け、成長を続けるカプセルトイ事業。躍進の秘訣やヒット商品の変遷、開発秘話を、バンダイのベンダー事業部 ガシャポン企画開発担当にじっくり伺った。
(※最大のカプセルトイブランド/2024年度 年間売上)
『ガシャポン®︎』は17の国と地域で112店舗を展開中
『ガシャポン®︎』は、カプセルトイの国内売り上げの約57%を占め、業界トップブランドとして市場を牽引している。昨年度に出荷した2億2000万個におよぶカプセルは、縦に積み重ねると地球の高さに匹敵する量になるそうだ。
「『ガシャポン®︎』専門店は国内に262店舗あり、全国47都道府県への出店を達成しています。また、世界各国からの人気の高まりを受けて2021年から専門店の海外出店もスタートさせ、アジアや欧米各国でも店舗を拡大。17の国と地域で112店舗を展開しています(2025年8月末時点)。
海外では、アニメなどの人気キャラクター商品はもちろん、食べ物や動物モチーフも好評です」(株式会社バンダイ ベンダー事業部 ガシャポン企画開発担当、以下同)

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