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バンダイ『ガシャポン』大人もハマるカプセルトイ、第5次ブーム真っ只中での"超絶進化" 1年に「約2億2000万個出荷」でギネス世界記録™認定も

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昨今では、SNSで外国人観光客が全国各地のカプセルトイ専門店を訪れる動画がたびたび見られる。また、アニメで描かれるゲームセンターなどでの1シーンも、これまではクレーンゲームがほとんどだったのが、カプセルトイの描写へと変化することもあるなど、広く浸透していることがわかる。

もはや、新たな“クールジャパン”とも呼べるほどの存在となったカプセルトイ。世界的にも不況が続くなか、なぜこれほどの盛り上がりを見せるまでになったのだろうか。

コロナ禍がブームのきっかけに。ヒット商品は?

 実は、カプセルトイ市場の拡大要因のひとつは、皮肉にも世界を絶望の渦に巻き込んだ「コロナ禍」だった。前代未聞のパンデミックを受け、2020年以降、さまざまなジャンルの店舗で倒産や閉店が相次いだことは記憶に新しい。

「一般的には、それらの空き店舗の活用方法として、カプセルトイ専門店が増加し始めたと言えます。『ガシャポン』としては、それ以降、ショッピングモールなどへの出店を増加させたことで、 幅広いラインアップがそろう売り場を構築することができ、“誰でも楽しめる身近なエンタメ”として定着したと感じております。

さらに、“買って終わり”ではなく、出てきた商品をSNSにアップするユーザーが激増したこともあり、多くの方に受け入れられ、ここまでの広がりを見せたのではないでしょうか」

最近のヒット商品を聞いてみると、少しダークでかわいいガシャポンオリジナルのコレクションフィギュア『VIRUSWEETS』シリーズや、動物や食べ物、身の回りのものをデフォルメし、「ずっとあなたを待っている…」がコンセプトの『まちぼうけ™』シリーズ、カブトムシなどさまざまな生物を立体化し、造形がリアルなうえに関節まで可動するものもある『いきもの大図鑑』シリーズなどが挙げられた。

「『VIRUSWEETS』は、『ガシャポン』のコアユーザー以外にも響くような、インテリアトイ的な新フィギュアを立ち上げたい、という想いから始まりました。2024年12月の登場以降、すでに国内外でシリーズ累計約55万5000個を出荷しています。『まちぼうけ』シリーズには儚いかわいさが詰まっており、光るギミックを搭載した仕様も登場しました。

『いきもの大図鑑』 は、色味や動きを再現すべく、企画担当者が実物の飼育を行って生態を研究したり、一部、専門家の監修を入れたりなど、“まるで本物”のクオリティを再現しています。『まちぼうけ』はシリーズ累計出荷数約1890万個、『いきもの大図鑑』はシリーズ累計出荷数約1690万個を超え、高い評価をいただいているシリーズです」

『VIRUSWEETS』はお菓子イメージの個性的なキャラが人気(画像:©︎BANDAI)
愛らしい姿の『まちぼうけ』シリーズには発光するものも(画像:©︎BANDAI)

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