《映画歴代興行収入ランキング》4位に『鬼滅の刃』の衝撃!『国宝』はTOP50入りも、“TOP10に邦画実写ゼロ”。2つのランキングから傾向を解説

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歴代興収ランキング

まず、長年にわたってその屋台骨を支えてきたスタジオジブリ作品。2位の『千と千尋の神隠し』(2001年/316.8億円)のほか、9位の『もののけ姫』(1997年/201.8億円)、10位の『ハウルの動く城』(2004年/196億円)とTOP10内に3作品をランクインさせている。

TOP10圏外でも、『崖の上のポニョ』(2008年/155億円)は16位、『風立ちぬ』(2013年/120.2億円)は34位、『君たちはどう生きるか』(2023年/94億円)は59位、『借りぐらしのアリエッティ』(2010年/92.6億円)は65位、『ゲド戦記』(2006年/78.4億円)は92位と、100位以内に8本登場。

2014年にアニメーション映画制作部門を解散するまで、夏休み映画といえばスタジオジブリのアニメであり、日本アニメの顔となるスタジオだった。

【ランキングを全部見る】本記事5ページ目では、邦画実写の歴代興行収入ランキングTOP10も掲載している。2025年の注目映画の1つである『国宝』は何位?

人気漫画原作の劇場版アニメが拡大

もうひとつが、人気漫画を原作にする劇場版アニメ作品だ。

コロナ禍の特殊な環境下で破格のスーパーヒットになった1位の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年/407.5億円)と、その続編であり前作超えに大きな注目が集まっている4位の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(*)をはじめ、話題作が続いている。

7位の『ONE PIECE FILM RED』(2022年/203.4億円)、13位の『THE FIRST SLAM DUNK』(2022年/164.8億円)、15位の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(2024年/158億円)、18位の『名探偵コナン 隻眼の残像』(*2025年/146.6億円)、21位の『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(2023年/138.8億円)、23位の『劇場版 呪術廻戦 0』(2021年/138億円)、36位の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2024年/116.4億円)と、100億円超えだけで9本に上る。

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