「水原一平事件がついにドラマ化へ!」キャスティング難が予想される大谷翔平選手と真美子夫人、提訴すれば製作は止められる?

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事実、マッケイが危惧するように、当事者やその家族が製作に関与した作品には、都合の悪い部分が省かれているか、軽んじられているものがしばしば見られる。エイミー・ワインハウスの父がかかわった『Back to Black エイミーのすべて』(2024)も、父の描かれ方が本人に好意的になっていると批判された。

逆に、本人たちを巻き込まない場合、彼らの反感を買うリスクがある。そうなると、作品が良かったにしても、観る人の気持ちに「実話だと言っているけれど、事実と違うのか?」と疑問を与えかねない。

マッケイは、1980年代のレイカーズを描くドラマ『ウイニングタイム -レイカーズ帝国の誕生-』でも『バイス』と同じアプローチを取った。彼自身がレイカーズの大ファンなのだが、関係者の話は聞かず、キャストにも自分が演じる人物と接触させなかったのだ。

当の本人から不満が出ることも

このドラマの元となったのはノンフィクション本「Showtime」で、製作陣はもちろんさらなるリサーチをしている。しかし、放映されたドラマを見た複数の関係者は、各人物のふるまいが「あの人らしくない」、「あの人はああいう場で絶対にあんな行動は取らない」などと、強く指摘。それも影響したのか、放映開始直後は大好調ですぐに次シーズンにゴーサインが出たのに、第2シーズンはまるで冴えなかった。

パメラ・アンダーソンと最初の夫トミー・リーについてのドラマ『パム&トミー』(2022)も、アンダーソンの許可なく作られた。ただし、プロデューサーと主演のリリー・ジェームズは、彼女に何度か連絡をしたが返事がなかったと主張している。

原作となったのは、2014年の「ローリング・ストーン」の記事。ふたりのセックスを録画したテープが盗まれ、販売された状況を描くもので、人生で起きた最悪のことを再び蒸し返されるのをアンダーソンは不快に思い、かかわりたくなかったようだ。

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