「昭和へ回帰?」職場懇親会の復活は若手社員にも意外に好評…だが、最近トレンドの≪1on1ミーティング≫が敬遠されるワケ

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「職場単位で会社出勤日を設定しました。会社出勤日にはリモートワークは禁止です。孤独を感じる若手社員が増えていることから、この措置を始めました。やはりメンバーがリアルで顔を突き合わせるのが、コミュニケーションの基本だと思います」(エンターテインメント)

「職場で実施する懇親会やボウリング大会といったイベントへの費用補助を6年ぶりに復活させました。コミュニケーションが希薄な職場ほどエンゲージメントが低く、離職率が高いという社内調査の結果が出ており、これを受けての対策です」(輸送機)

「職場での週次ミーティングをリアルで実施するように変更しました。近年、上司と部下のコミュニケーションが悪化し、恥ずかしながら基本的な報連相が滞っている状態です。まずは膝を突き合わせて意思統一するところから、立て直したいと思います」(専門商社)

こういった復古的な施策に対し、社内で反発や戸惑いはなかったのか尋ねてみると、大半の人事部門担当者が「ない」「少ない」と答えていました。

コミュ活は従業員に概ね好評

「リモートワークを制限するにあたり、人事部門内では『働き方の多様化という流れに反するのではないか』という議論がありました。ただ、コミュニケーションの希薄化が問題になっていることから、すんなり決まりました。現場からの反発も、今のところありません」(素材)

「懇親会やイベントに費用補助をするにあたって、『若手の従業員が嫌がるのではないか』という懸念がありました。しかし、実際にやってみると、我々が想定した以上に参加者が多く、若手も喜んで参加しています。若手がコミュニケーションを嫌がるというのは杞憂でした」(金融サービス)

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