「優良遺伝子CM」で大炎上! 今ハリウッドで最もホットな女優が、金髪、青い目、白い肌を誇示して失ったもの
しかし、金髪に青い目、白い肌の彼女を「優れた遺伝子を持っている」とすることに、人々は大きく反応した。
メジャーネットワークABCの朝番組「Good Morning America」に出演したキーン大学の教授ロビン・ランダは、「1900年から1940年にかけてアメリカで盛り上がり、白人至上主義を正当化するのに利用された優生学を喚起するもの」とコメント。
ウェブサイト「Salon」も、「シドニー・スウィーニーの新しい広告、奥にある人種差別のニュアンスに批判」と題する記事で、「アメリカにおける優生学運動は、障がいを持たない白人が子供を生むことを、それ以外の人たちには制限することを奨励した。そのコンセプトは今日でも広告やインフルエンサー文化の中にチェックされないまま表れると、批評家らは述べる」と、この広告はまさにそれであることを示唆した。
まるでナチのプロパガンダ?
ソーシャルメディアにも、さまざまな意見が飛び交っている。否定派は、「あの広告は変。ナチのプロパガンダみたい」、「アメリカン・イーグルの広告は、白人ナショナリズムへのラブレター。シドニー・スウィーニーはそれをわかってやっている」、「これらの広告を削除すべきだ。恐ろしすぎる」、「マーケティングチームはなぜこれを承認したのか?もしこれが私のデスクにやってきたら、即座に人事部に通達する案件なんだけど」などと批判している。
逆に、そうやって激怒する人たちに対し、「リベラルの女性たちがシドニー・スウィーニーの広告に怒っているようだね。何が悪いの?」、「彼女はたまたま金髪で青い目なだけ。なのに、あの人たちはジーンズにナチを見るとか言って怒っている。そんなに深くないよ。人種差別なんかない。ただのファッション広告だよ」、「あの広告に怒っている人は、自分は恵まれていると知るべきだね。それが今日起きた最悪のこととは」などと揶揄する声もある。
政治家までもが、この論議に参加した。共和党の上院議員テッド・クルーズは、「ワオ。狂った左派は、今度は美しい女性を攻撃している。それが票につながるといいね」と皮肉を投稿。
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