“キラキラ投稿”に疲れたZ世代「ハブられ、裏切られ…」“モヤモヤ投稿”にシフトするSNSの新潮流
「3人組ハブられ界隈」とは、3人組で行動しているのに、なぜか自分だけ輪に入れてもらえないという、あるあるをネタにしたコミュニティのことである。SNSでは「#3人組ハブられ界隈」のハッシュタグが急増しており、コメント欄での共感も多く集まっている。
‟ハブられる不安”を共有しあえる

この「3人組ハブられ界隈」という言葉が生まれた背景には、「3人でいるのにハブられている」という不安定な立場を示すと、「私もそういうときある」「そうやってハブいてくる人には気を付けなよ」という擁護的な反応が集まりやすいことが挙げられる。
このハブられているという状況は、自分の心は傷ついているのに、いじめとも言い切れず、周りからもはっきりと気づいてもらえない。しかし、SNS上で‟ハブられる不安”を共有しあえる「3人組ハブられ界隈」というコミュニティが生まれ、そうした状況を笑い飛ばすことで、安心感を得られるようになった。
最近、SNS上で「愛着スタイル診断」というものが流行っている。この診断では人との接し方を「不安型」「回避型」「安定型」「恐れ回避型」という4つのタイプに分けて、それぞれの特徴ごとにどんな接し方をするのかをまとめたものだ。いくつかの質問に答えることで診断結果を得ることができる。
「愛着スタイル診断」の結果を投稿したものやそれぞれの特徴を語る投稿の中で、特に投稿数が多いのが「不安型愛着障害」や「回避型愛着障害」である。

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