日本銀行が30、31日に開く金融政策決定会合、政策金利を据え置き、2025年度の物価見通しを上方修正する見通し
日銀の政策発表の数時間前には、米連邦公開市場委員会(FOMC)が会合結果を発表する予定だ。政策金利を据え置く見込みだが、金利先物市場では次回の9月会合での利下げが織り込まれつつある。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言が、円安基調で推移する円相場に影響を与える可能性もある。

他のポイント
- 25年度の消費者物価見通しは2%半ばまで引き上げの可能性がある。26、27年度に大きな変化はない見込みだが、26年度は上方修正含み
- 日米合意など関税動向が想定内の中、経済見通しには大きな変化はない見込み。ただ、下押しの影響の顕在化が後ずれする中で、25年度に上振れ余地
- 関税交渉の進展で不確実性は低下したが、27年度までの見通し期間の後半とする目標実現時期に変化はない見込み
- 関税で先行き成長が鈍化し、基調的な物価上昇率がいったん伸び悩む構図も変わらず
著者:伊藤純夫
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