与党の歴史的な大敗を嫌気して急落は避けられない?参院選後22日以降の日本株はどうなるのか

前回の「日本株にいきなり今年後半の超重要な1週間がやってきた」(7月7日配信)では、予想どおりのせめぎ合いとなった。先々週(7月7~11日の週)は、ETF(上場投資信託)で配当金捻出のための売りが出る中で、日経平均株価の下値は一度も3万9500円を切らない強さを見せた一方で、上値も4万円まで上昇にタッチしたのは「オプションSQ(特別精算指数)値」だけで、現物は4万円に到達しなかった。
14~17日「日経平均4回の上昇」で年後半相場が見えた
このように、勝ち敗けをつけようがない展開となったため、筆者は自らのブログやラジオ・テレビの担当コーナーで「重要な週」は「1週間延長」(14~18日)とした。ところがその「延長した1週間」だった先週も、勝敗の結論は出なかった。
しかし、決して期待感が見いだせなかったわけではない。日経平均の先週の日中の動きを見ると、14日は10時~14時まで、15日は13時~大引けまで、16日は後場寄り~13時すぎまで、17日は寄り付き直後~大引け直前まで、ほぼ一直線に上昇する場面があった。
いかにも「待たせたね、さあこれから行くよ」と言わんばかりの動きに、筆者は恥ずかしながらその都度期待した。残念ながらそれは4度も裏切られることになったが、逆に言えば、筆者を4度も期待させたこの動きに、年後半相場の姿が見えた。
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