2025年に世界1位を獲得した「ニッケイ料理」とは? 「世界のベストレストラン50」から見るレストランの「いま」
イギリスの雑誌社が始めたランキングであることもあり、ランクインする店は当初欧米に偏っていたが、今はアジアやラテンアメリカ、中東など、今年は22カ国(地域)におよぶ。
7位に入った「セザン」は、日本のレストランとしてはこのランキングではこれまでの歴代最高位を更新。世界における日本の存在感は高かったといえるだろう。
6月にイタリア・ピエモンテ州の州都トリノで開催された授賞セレモニーに筆者も参加した。50位から店名が読み上げられ、1軒ごとにどよめきと拍手、歓声が起きる。客席で立ち上がるシェフにスポットライトが当たる。
そのなかでも日本のレストランでは、ことに2009年から2年のブランクを除いてずっと50位以内にランクインし続けている「ナリサワ」への拍手はひときわ大きかった。
世界1位という称号には特別な意味がある
選ばれた50軒はどれも個性派ぞろいだ。「味が良い」だけでは選ばれない。世界中に1120人ほどいる投票者が、過去18カ月のうち訪問して良かった店を投票する。



















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