能勢電鉄7200系「阪急時代」と何が変わったのか 4両編成車に加え2025年春に2両編成車が登場

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当初、7200系は4両編成車のみだったが、2025年春には2両編成車が2本導入された。こちらは妙見線山下―妙見口間の折り返し運転専用。「日常にイロドリを。」をテーマに、沿線の豊かな自然をイメージしたラッピングが施された。2本のラッピングはそれぞれ「金色と茜色」「銀色と藍色」が使われ、蝶にも見える翼と緩やかなラインが特別感を演出する。

能勢電鉄 7200系 2両編成 「茜音」「藍彩」
平野車庫で並んだ7200系の2両編成車。それぞれ「茜音」「藍彩」と名付けられ、デザインが異なる(撮影:伊原薫)
【写真の続き】2025年春に登場した7200系の2両編成。それぞれ「茜音」「藍彩」と名付けられデザインが異なる車両の外観と車内をもっと見る。

存在感を増す7200系

「この2本は、それぞれ『茜音(あかね)』『藍彩(あい)』と名付け、デザインもそれぞれに合ったものとしています。車内の仕様に大きな違いはありませんが、袖仕切りにはデビュー前に地元のお子様にステッカーを貼っていただき、ちょっとした彩りを添えました」(広岡さん)

2両編成車の登場で総数16両となった7200系は、省エネ性能を生かすべく各線で効率的に運用。出会う機会が多い。現在は最後まで残った1700系1757編成の置き換え用として、さらに4両編成1本の改造工事も進められている。その姿に変化があるのか、注目したい。

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伊原 薫 鉄道ライター

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いはら かおる / Kaoru Ihara

大阪府生まれ。京都大学交通政策研究ユニット・都市交通政策技術者。大阪在住の鉄道ライターとして、鉄道雑誌やWebなどで幅広く執筆するほか、講演やテレビ出演・監修なども行う。

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