能勢電鉄7200系「阪急時代」と何が変わったのか 4両編成車に加え2025年春に2両編成車が登場

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7200系は、2018年から2021年にかけて4両編成3本が登場。行き先表示装置は5100系と同様、LED式のものに交換された。

「LED式にすることで、表示内容の追加が幕式のものより簡単になりました」(広岡さん)。取材時には「ビール電車」や「おでん電車」を表示してもらったが、他にもイベントに合わせて「スイーツ電車」「ハロウィン電車」などを表示したこともあるそうだ。

「車内のドア上にあるモニタにも、イベントに合わせた映像が流れるようになっているんですよ」(広岡さん)

能勢電鉄 広岡道也さん
案内してくれた能勢電鉄の広岡道也さん。「7200系などはドアの窓が大きくなり、外がよく見えると子どもたちに人気です」(撮影:伊原薫)

イベント列車での活躍にも期待

車内に入ると、確かに「おでん電車」のロゴや楽しそうな車内の様子が表示されていた。

「『ビール電車』はコロナ禍による自粛を経て2024年夏に運行を再開しましたが、『おでん電車』はまだ再開できていません。きちんとした対策を講じながら、他のイベント列車なども順次復活させ、お客様に楽しんでいただきたいのですが……」と広岡さん。こうしたイベント列車に目がない筆者としても、ぜひ復活を期待したいところである。

能勢電鉄 7200系 「おでん電車」の表示
LED化された行き先表示器。このようなイベント列車の表示にも対応できる(撮影:伊原薫)
【写真の続き】4両編成車は2018年に運用を開始。上部にアイボリーと金の帯が入る7200系の外観をもっと見る
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