京阪でいまや最多「13000系」進化して勢力拡大 4両編成は支線の顔、7両編成は1両だけ「異色」

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京阪13000系
京阪電気鉄道の13000系。2012年の登場以来、少しずつ進化しながら増備が続く(記者撮影)

京阪電気鉄道の京阪本線は京都の三条と大阪の淀屋橋を結ぶ。三条から北は鴨東線の出町柳まで乗り入れており、有料座席指定の特別車両「プレミアムカー」を連結した特急や快速急行が京阪間の通勤・観光両面で活躍している。

とくに京都側では、伏見稲荷大社や清水寺、祇園など有名観光地を沿線に抱えることから外国人旅行客の利用が目立つ。大阪側でも、大阪・関西万博の期間中は天満橋で分かれる中之島線直通の臨時列車や、中之島駅を発着するシャトルバスが設定され、万博会場へのアクセスの一翼を担う。

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ローカルな通勤・通学の足

主に特急・快速急行で運用する車両が「8000系」と「3000系」。赤と黄の車体カラーの8000系は2階建て車両も人気がある。紺と白の3000系は、ドア間が進行方向を向いた1列+2列の座席配置。どちらの車内も優等車両らしい雰囲気がある。

一方、準急や普通などで運用される一般車両は緑と白の車体カラーが目印。車内は乗降しやすいロングシートが並ぶ。そうしたローカルな通勤・通学の足の中で存在感を増してきたのが「13000系」だ。

【写真】京阪電車の最新型である「13000系」は2012年のデビューから増備が続くロングセラー車両で、いまや最大勢力となった。その外観や運転台、車内をじっくりと見る。7両編成では「6号車」の1両だけが“異色”の存在だ
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