乗務員室の運転台には能勢電鉄で初となるワンハンドルマスコンが設置されていた。阪急は伝統的にT字型のワンハンドルマスコンを採用。関西では少数派だが、同社と縁の深い能勢電鉄や北大阪急行電鉄などでも見られる。

7200系4両編成車の運転台。速度計(中央)の右側に運転支援装置が設置されている(撮影:伊原薫)
運転台の特徴は?
メーターパネルの上には、1700系などと同様のワンマン運転操作卓を設置。スタフ(運転時刻表)挿しは上部に移設され、もともとあったスペースには停車駅などを知らせる運転支援装置が置かれた。
ちなみに5100系はマスコンハンドルとブレーキハンドルが分かれた2ハンドル式で、スタフは電子スタフを採用。GPS式の運転支援機能を備えたタブレット端末に表示している。7200系でハンドルは新しいタイプとなる一方、スタフはアナログに戻ったかたちだ。
「当社には『日生エクスプレス』で阪急のワンハンドル車が乗り入れているので、運転士もとくに新鮮味はないようです(笑)」(広岡さん)
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