能勢電鉄7200系「阪急時代」と何が変わったのか 4両編成車に加え2025年春に2両編成車が登場

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「7200系は、先頭車と中間車で車体の構造に大きな違いがあるんです」と、広岡さんが台車部分を指差した。

「実は、車体が先頭車はアルミ合金製、中間車は鋼製なんです。車体を見ただけではわかりにくいんですが、台車の揺れ枕支持装置と車体をつなぐ部分の形が、アルミ合金製は台形、鋼製は長方形になっているので、判別できます」(広岡さん)

ちなみに、この形状差はアルミ合金と普通鋼の強度特性に起因している。

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阪急時代とどこが変わった?

ほかにも、取材した7202編成は先頭車と中間車で天井の冷気吹き出し口が異なるデザインとなっている。車内は移籍前と大きく変わっていないが、前述のドア上モニタに加え、大型袖仕切りの設置などによって少し雰囲気が変わった。

「窓の日除けも、阪急時代のアルミ製ヨロイ戸からロールカーテンに交換しました。このカーテンは波状に透かしを入れ、立っているお客様が外の景色を楽しめるようにしています」(広岡さん)

能勢電鉄 7200系 車内のロールカーテン
立ち客が外の様子を眺められるよう、波状の透かしが入ったロールカーテン(撮影:伊原薫)
【写真の続き】4両編成は中間車と先頭車で天井のデザインが異なっている?
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