「7200系は、先頭車と中間車で車体の構造に大きな違いがあるんです」と、広岡さんが台車部分を指差した。
「実は、車体が先頭車はアルミ合金製、中間車は鋼製なんです。車体を見ただけではわかりにくいんですが、台車の揺れ枕支持装置と車体をつなぐ部分の形が、アルミ合金製は
ちなみに、この形状差はアルミ合金と普通鋼の強度特性に起因して
阪急時代とどこが変わった?
ほかにも、取材した7202編成は先頭車と中間車で天井の冷気吹き出し口が異なるデザインとなっている。車内は移籍前と大きく変わっていないが、前述のドア上モニタに加え、大型袖仕切りの設置などによって少し雰囲気が変わった。
「窓の日除けも、阪急時代のアルミ製ヨロイ戸からロールカーテンに交換しました。このカーテンは波状に透かしを入れ、立っているお客様が外の景色を楽しめるようにしています」(広岡さん)

立ち客が外の様子を眺められるよう、波状の透かしが入ったロールカーテン(撮影:伊原薫)
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