この夏、勉強嫌いから卒業しよう!東大生おすすめの「勉強が面白くなる必読書」5選を科目別で紹介
探究学習の一環として考えても面白いネタの宝庫なので、「英語が面白くない」という生徒にぜひおすすめしたい1冊です。
「実はおもしろい古典のはなし:『古典の授業?寝てたよ!』というあなたに読んでほしい」は、「古典=退屈」というイメージを覆すような本であり、中高生向けの古典入門書として最適な1冊です。
著者は書評家の三宅香帆さんと元国語教師の谷頭和希さんであり、古典作品を現代の視点でユーモアたっぷりに解説してくれています。
面白いのは、古典という昔の話を、現代風の言い方に変えてわかりやすくしてくれているということです。
「源氏物語」は「おしとやかなアウトレイジ」、「枕草子」は「毒舌エッセイ」など、独自のツッコミが満載の1冊になっています。
「万葉集はX」「古今和歌集はInstagram」「新古今は貴族の“界隈”確認ゲーム」など、とにかく現代的に解釈をしてくれているため、読んでいても全然飽きることがありません。
そしてこの1冊を読んだ上で古文を読むと、「いろいろ難しいこと書いてあるけど、でもこういう話なんだよな」というざっくりとしたその古文の文章の読み方・楽しみ方が理解できるようになります。
古文の勉強がつまらなくなってしまう前に、ぜひ読んでおいていただきたい1冊です。
次は理科です。理科が面白くなる本を紹介する前に、みなさんはファインマンという物理学者をご存じでしょうか?
ノーベル物理学賞を受賞した天才物理学者であり、彼の「ファインマン物理学」は今でも世界的に読者が多い1冊です。
東大生の中には、この本を読んで物理の研究の世界に入ろうと思ったという人も一定数います。僕の知り合いで「ファインマン物理学が自分の物理への探究心の源泉だ」と語る人は片手ではおさまりません。
だから本当は「ファインマン物理学」を紹介するべきなのかもしれませんが、さすがに中学生にはこの本はハードルが高いので、僕が今回紹介したいのは「ご冗談でしょう、ファインマンさん」です。
この本は、先ほどから話題に上がっている天才物理学者ファインマンの、型破りな人生を描いた自伝的小説・エッセイ集です。
物理学者というからには品行方正な人物なのかと思いきや、全くそんなことはなく、この本では少年時代のヤンチャ坊主っぷりが思いっきり描かれています。
小さい時のイタズラや仲間とのバカ騒ぎなど、自由奔放なエピソードがずらり。
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