日本で売れているPHEVは? 直近5年間の購入者データから「日本のPHEV市場」の実態を明らかにした
次に車種別のランキングも見てみよう。2022年の1位はアウトランダーPHEVだが、それ以外の年は「プリウス」が1位だ。
プリウスは2023年1月にフルモデルチェンジを実施し、まずはHEVを発売。2カ月後の2023年3月にPHEVを発売開始している。
それまでのプリウスのPHEVモデルは「プリウスPHV」として、プリウスとは別の兄弟車として販売されていたが、現行の5代目プリウスからは、同じモデル内のパワートレイン違いとして販売されている。
続いてはボディタイプ別のランキングを見てみよう。
先ほど紹介した車種別トップ5のランキングで、プリウス以外の「RAV4」「アウトランダーPHEV」「エクリプスクロスPHEV」「クラウンスポーツ」「ハリアー」「NX450h+」「XC90」がすべてSUVであることからもわかるように、SUVが非常に多い。
セダンの大半はプリウスを指す(5ドアハッチバックセダンも含め「セダン」としている)。

PHEV購入にはいくらかかるのか?
PHEVと聞くと、ガソリン車やHEVと比べて「車両価格が高い」イメージがあるかもしれない。実際のところ、どれぐらいの金額で購入されているのだろうか。
次に示すデータは、カタログや見積もりシミュレーションに記載されている金額ではなく、購入者が実際に支払った金額を「値引き前車両本体+オプション価格」「値引き額」「下取り額」「最終支払い額」でそれぞれ示したものである。
「値引き前車両本体+オプション価格」を見ると、2020年は529万円だったものが年々上昇し、2024年には646万円と、およそ5年で100万円以上も上がっている。
「値引き額」「下取り額」はほとんど変わらず推移しているので、「最終支払い額」も同様の勢いで上昇している。
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