iPhone6s、「ライブフォト」で鉄道写真を撮る 列車や駅員が命を与えられたように動き出す

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

 

ライブフォトの動画は1440ピクセル×1080ピクセル。1秒間に12~15コマなので若干のカクカクした印象になります

そしてこちらが、その時のライブフォト動画。指差し確認する動作を、最初からきれいに収めることができました。

ここからはやや応用編。現時点では、iPhone上ではライブフォトの動画は編集できません。あくまで「動く写真」という扱いで、動画編集アプリのiOS版iMovieも非対応です。

パソコンに転送すれば動画編集も可能

ライブフォトを動画ファイルとして扱うには、MacやWindowsなどパソコンにコピーする必要があります。USBケーブルでパソコンに接続し、Macなら「イメージキャプチャ」、Windowsなら「フォト」(いずれも標準搭載のアプリ)を使って転送します。

ママ鉄の豊岡真澄さんらとともに大山ケーブルカーを訪ねました。単純につなぐだけでテンポのよい旅ビデオになります

すると、ライブフォトはJpeg画像とQuickTime動画として転送され、パソコン上で通常の動画として扱えるようになります(WindowsではQuickTimeのインストールが必要です)。Macなら標準搭載のiMovieで、WindowsならVideoStudioなどの市販ソフトを利用して編集することができます。

こちらは、Mac版iMovieを使って編集したもの。単純につないで、Youtubeでフリー素材として公開されているBGMを付けてみました。

VLCメディアプレイヤーなら画面の縦横比を調整可能

なお、iMovieで編集すると実際にはやや横長の動画になってしまいます。最新のiMovieは、アスペクト比(画面の縦横比)がハイビジョンサイズの16:9専用で、写真と同じ比率(4:3)のライブフォト動画はiMovieで編集すると横長になってしまうのです。こちらのサンプル動画は有料アプリを使って補正してありますが、フリーのメディア再生ソフト「VLCメディアプレイヤー」(Windows/Mac)を使えば、正しい比率に補正して再生できます。

写真がスルスルと動き出すライブフォト。仕組みは単純ですが、思い出の記録に欠かせないメディアになりそうです。Appleはその仕組みを公開しているので、今後ライブフォトに対応したアプリが続々と登場することでしょう。
 

栗原 景 ジャーナリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

くりはら・かげり / Kageri Kurihara

1971年東京生まれ。出版社勤務を経て2001年独立。旅と鉄道、韓国をテーマに取材・執筆。著書に『新幹線の車窓から~東海道新幹線編』(メディアファクトリー)、『国鉄時代の貨物列車を知ろう』(実業之日本社)等。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事