実はこの機能、手軽な鉄道趣味との相性がばつぐんです。走行中の列車をライブフォトで撮影してみましょう。スピードや距離にもよりますが、列車がよく見えるくらいに近づいた所から、1〜2両目が通過するまでをちょうど良いタイミングで記録してくれます。走行音も記録でき、ディーゼルカーや機関車ならエンジン音も収められるなど、鉄道ファンのコレクションにぴったり。もちろん、子供も大喜びです。通常の動画よりもややカクカクしますが、雰囲気は十分に伝わります。
「そんなの、最初から動画で撮ればいいじゃないか」と思うかもしれません。でも、動画撮影は写真とは違った意味で難しいもの。相当意識しないと、ついダラダラと長い時間録画してしまいます。ホームビデオでは、1回の撮影は5秒程度に収めるのが良いとされていますが、撮影時の5秒はとても短く、よっぽどビデオ慣れしている人でなければ10秒、20秒と録画を続けてしまうものです。
その点、ライブフォトは最高の一瞬を中心とした3秒間を自動的に切り取ってくれるので、見ていてもダレることがありません。今までよりもしっかりスマホを持つ必要はありますが、シャッターを切るだけで、列車通過のハイライトをサクサクと見ることができます。
走る列車を写真と動画で同時に記録
さて、ライブフォトは、鉄道をはじめとする旅にも最適な機能です。ビデオの弱点は、撮影している間、ずっとカメラに神経が集中してしまうこと。旅を記録しようとビデオカメラを買ったのは良いけれど、ビデオの液晶画面ばかり見ていて、旅先の思い出が曖昧になってしまったという経験をした人は、多いのではないでしょうか。
ライブフォトの凄いところは、写真を撮る感覚でサクサクと動画を撮れること。シャッターを切る前後に、ほんの一瞬気を遣うだけで、旅の情景を動画と音声で記録できます。延々とカメラを見ている必要はなく、旅そのものも存分に楽しめます。3秒というと短く感じますが、その場の雰囲気や動きがほどよく記録され、十分にその時の光景を振り返ることができます。
シャッターチャンスの少し前から録画してくれるのも大きな魅力です。次の画像は、神奈川県の大山観光電鉄(大山ケーブルカー)の新型車両内覧会で撮影したもの。10月1日にデビューした新型車両で、乗務員が阿夫利神社駅のホームを指差し確認しているところを捉えました。
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