田中圭はバラエティ出演で永野芽郁はCM削除 不倫疑惑報道後の「差」はなぜ生まれたのか?

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まず大きな要素として、芸能人としてのキャラクターと立ち位置の違いがある。田中は以前から「ちょっとだらしないけど愛嬌がある男」として知られており、女性人気も高い。過去にも女性関係の報道があったが、それが致命傷になることはなかった。

彼のタレントイメージには、ある種の「隙のある感じ」や「親しみやすさ」が含まれており、不祥事があってもそのキャラが崩れることはない。

一方、永野芽郁は「清純派」「無垢」「透明感」といった価値を前提にブランディングされてきた俳優だ。こうしたイメージはスキャンダルとは相性が悪く、少しでもネガティブな報道があると企業が過剰に反応しやすい。だからこそ、CM動画の削除や差し替えといった対応がとられたのだろう。

ドラマはそのまま放送が続けられている

CMは企業のブランド価値に直結する。特に化粧品や飲料などの清潔感が求められる商品については、タレントのイメージ悪化によって購買意欲が下がるリスクを恐れて、早急に手を打つ傾向がある。視聴者がスキャンダルを知っているか否かにかかわらず、企業は「問題があるかもしれない」というだけでリスクを回避しようとする。

もちろん、テレビ番組にもスポンサーは存在するわけだが、今回の案件はあくまでも「疑惑」の段階にとどまっており、本人たちは報道内容を否定している。その段階で番組を差し替えたり、編集で本人の映像をカットしたりすることはない。永野が主演のドラマ「キャスター」(TBS系)も放送が続けられている。

田中圭と永野芽郁
2人は、2021年公開の映画『そして、バトンは渡された』で共演(画像:永野芽郁公式Instagramより)
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