
RAV4の車種展開はCORE(コア)/ADVENTURE(アドベンチャー)/GR SPORT(ジーアールスポーツ)の3タイプ。パワートレーンは通常のHEV(ハイブリッド)のほかにPHEV(プラグインハイブリッド)を用意する。今回、HEV/PHEVともに詳細なスペックの公表は行われなかったが、おそらく現行型RAV4に搭載されている直列4気筒2.5L×THS-ⅡのHEV、そして同エンジンとの組み合わせとなるPHEVと予想する。
現段階で判明しているパワートレーンの進化について

ただし、PHEVの構成要素については概要が示された。まず出力を12%向上、エンジンを含むパワートレーンの高さを15%低減、そして重さも18%低減したという。さらに二次バッテリー容量を5代目RAV4 PHEV(執筆時点での現行型)から30%向上(18.1×1.3≒23.5kWh)させた。
また、トヨタが「第6世代シリーズパラレルハイブリッドシステム」と呼ぶ新システムを初採用していることも明らかにした。新システムでは、高効率で損失の少ないSiC(シリコンカーバイド)半導体を前輪側に採用し、あわせて駆動力の伝達過程で発生する損失を低減、そして前述の二次バッテリー容量向上などにより、AER(All Electric Range/充電1回あたりの走行距離)は95kmから150kmへと1.5倍以上に増えた(数値は開発目標値)。なお、充電はAC(普通)充電に加えて、V2H対応含めたDC(急速)充電も可能。トヨタのPHEVでは「クラウン(スポーツ)」「アルファード/ヴェルファイア」に続くDC対応だ。
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