藤原美智子流・一生モノの「正しい眉の描き方」。大人メイクの正解は“流行より定番”+基本の3ステップ《年齢別メイクの見直し術》
42年間ヘア&メイクアップアーティストとして仕事をしてきた私からすると、「変わりません」と断言できます。どんなにメイクの流行が変わったとしても、すべては基本の応用でしかないからです。
知っておくべき「基本」は、次のようなことです。
1:眉頭と眉山と眉尻の正しい位置
2:鏡に対して正面を向いて描く
3:力を抜きながら描き、正しくぼかす
この3つを把握できると、確実に眉を美しく描けるようになります。
「正しい位置」は3カ所あります。眉頭の先端は、目頭の先端と鼻筋の間の窪みの真上にあること。眉山は、目をあけたときの目尻の真上。眉尻の長さは、眉頭の底辺と高さをそろえます。

この位置を無視すると、間の抜けた印象になったり、キツイ印象になったり。あるいは三角眉になったり、下がり眉になったりしてしまいます。美しい眉は、それぞれの位置で決まるといっても過言ではありません。
鏡の使い方やペンシルの持ち方は?
次は鏡の使い方です。眉を描くときは手鏡ではなく大きな鏡を使い、腕1本分、鏡から離れること。
そして鏡に対して顔や体を左右に傾けたり、顔を振ったりせず、正面を見ながら描くこと。これで「左右が同じように描けない」「濃く描いてしまう」という失敗を防ぐことができます。
そして力を入れないことは眉メイクにおいてとても重要です。大人の眉メイクでいちばん効果的なアイテムは眉ペンシルですが、濃く描いてしまう恐れがあります。
それを防ぐためにも「指に力を入れない」ことは大事です。力が入っているかどうかを見極めるには、人さし指の第一関節がどのようになっているかでわかります。力が抜けていると、第一関節は曲がっている状態に。逆にまっすぐ、もしくはへこんでいるのは力が入りすぎている証拠です。

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