ラグビーW杯、日本代表の1次リーグ敗退決定 スコットランドがサモアを下す
ところがスコットランド代表のウイング、トミー・シーモアが、サモア代表の緩慢なパスを跳び上がってインターセプトし、左隅にタッチダウン。直ぐにトライを返した。レイドローがコンバージョンキックも決め、10-10の同点になった。
リスタートから、フッカーのマヌ・レイアタウアが2つ目のトライを決める。そして、バックスの流れるようなパスの連続が、ついにリーロの3つ目のトライに結びついたサモア代表が、リードを広げた。
ピシが両方のコンバージョンキックを失敗したことでスコットランド代表に運が向き始め、レイドローのペナルティゴールで幾分陣地を回復した。
フランカーのライアン・ウィルソンがスタンピングでシンビンを受けた時、スコットランド代表は窮地に立たされたようにも見えた。そして、ピシがペナルティゴールを簡単に決めた。
14人になったものの、スコットランド代表はすさまじいドライビングモールを仕掛け、ハーディーがトライを奪う。その後、ピシのペナルティゴールでサモア代表が26-23とリードした状態でハーフタイムとなった。
後半、スコットランドが追い付く
後半、サモア代表は反則を相次いで与えものの、スコットランド代表が2度のキャンブルで、キックの失敗により3ポイント獲得のチャンスを失ったので、難を逃れることができラッキーだった。
しかし、3度目のチャンスが訪れた50分、レイドローのポスト真ん中へのキックで26 - 26の同点に。その直後、レイドローがほとんど同じようなペナルティゴールを入れると、この試合初めてスコットランド代表はリードした。
スコットランド代表はリードしたものの、レイドローが決められる2本のペナルティゴールを外してしまう。しかし、トライ寸前のボールは持ち上げられていたと判断され、スコットランド代表はトライを許さなかった。
ほとんど間髪を入れずに、レイドローがスクラムの左サイドを回り込み、ポスト下にトライを決める。コンバージョンキックも決め、スコットランド代表がはっきりと10点差をつける。
リプレースメント(交替要員)フッカーのトゥ・マトゥウが追加トライを上げ、多くのスコットランド人で埋め尽くされた5万1982人の観衆をハラハラさせたが、スコットランド代表は試合終了のホイッスルまで、なんとか持ちこたえた。
この結果、スコットランド代表は南アフリカに次いでプールBの2位で予選を終えた。
(記事:マーク・トレベリアン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら