「大きなリスクを冒して国をまとめた」 織田信長を5年足止めした斎藤義龍の意外な実力とは

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金華山の山上にある岐阜城の模擬天守(写真:yako / PIXTA)
金華山の山上にある岐阜城の模擬天守(写真:yako / PIXTA)
天下人となる兄を支えた弟の豊臣秀長にスポットライトをあてた、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」。豊臣秀長は、豊臣政権内ではトップリーダーである秀吉と家臣たちとのよき橋渡しとなりながら、対外的には兄の代わりに有力な戦国大名たちと渡り合うこともあった。その働きぶりから「理想のナンバー2」とも評されるが、一体どんな人物だったのか。連載「秀吉を天下人にした男、豊臣秀長の実像」の第10回では、信長の美濃侵攻を食い止め続けた斎藤義龍について『戦国最高のNo.2 豊臣秀長の人生と絆』の著者・真山知幸氏が解説する。
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信勝に2度目の裏切りをそそのかした男

「なぜじゃ。なぜじゃ、信勝!」

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、小栗旬演じる織田信長が2度も自分を裏切った弟の信勝を柴田勝家に斬らせると、そう慟哭するシーンがあった。

信長が周囲の人間を信じられなくなった背景としてそんな描写がなされたが、史実において、少なくとも信勝による2度目の裏切りには、ある男がかかわっていることが、書状から明らかになっている。

その男とは、美濃の斎藤義龍(よしたつ)である。

斎藤義龍といえば、父・斎藤道三を討つという「親殺し」を犯したことがどうしても強調されやすいが、その一方で、生涯を通じて信長の侵攻を防ぎ切るほどの実力の持ち主でもあった。

「豊臣兄弟!」では、ミュージシャンのDAIGOが演じて話題を呼んでいる斎藤義龍。果たしてどんな人物だったのか。

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