「一票の格差」はサービス 産業対製造業の格差
日本でも同じ事情がある。図は、製造業の比率が20%以上の県を赤で示した。中部地方がそれに該当するのは予想通りだが、北陸地方や東北地方の一部もそうであることは、やや意外だ。
それに対して東京近郊では、製造業の比率は10%程度である。福岡の比率も意外に低い。ここは、サービス産業地域なのである。図では、これを青で示した。日本の工業地帯は、高度経済成長期の頃とはかなり変わってしまっている。中学生のとき、「京浜工業地帯」とか「臨海工業地帯」という言葉を習ったが、それは大昔のことなのだ。
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