上野東京ライン「川口停車」次に続く駅はあるか 「ホーム新設して停車」求める駅はほかにもある
市は現時点で具体的な開業時期などは示していないが、設計・測量に数年、その後ホームの工事期間に10~12年を要すると見込む。現時点では測量などにはまだ着手しておらず、「今年度以降、随時行っていく」(市担当者)という。工期などを考えると、列車が停車できるようになるのは2040年代になりそうだ。

ホームを新設して、現在は通過している列車の停車を求めている駅は川口駅だけではない。同駅と同じく京浜東北線しか停まらない鶴見駅(横浜市鶴見区)でも、地元は以前から中距離電車の停車を要望している。また、常磐線の新松戸駅(千葉県松戸市)でも、市が現在は通過している快速の停車について検討を行っている。
鶴見や新松戸でも「ホーム設置・停車」の声
鶴見駅については2014年、地元住民や企業など各種団体の代表者からなる、中距離電車の停車を求める「推進期成会」が発足。鶴見区によると、同期成会は同駅にホームがなく通過している路線のうち、相鉄・JR直通線の停車に向け、市やJRへの要望書提出などの活動を行っているという。
相鉄・JR直通線の鶴見駅停車は、神奈川県や県内自治体などで構成する、鉄道の輸送力や利便性向上を求める団体「神奈川県鉄道輸送力増強促進会議」が毎年実施している鉄道会社への要望にも盛り込まれている。

ただ、同要望に対するJR側の回答は例年、「鶴見駅への相鉄・JR直通線の停車については、駅構内にホーム新設スペースがないことから大規模な施設改修が伴うことや、貨物輸送への影響が大きいことなどから関係自治体のご協力が不可欠である長期的な検討課題と考えております」との内容。実現に向けた課題はまだ多そうだ。
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