【33年の歴史に終止符、ホンダのビッグワン】フラッグシップモデル最終型「CB1300スーパーフォア ファイナルエディション」と歴史を振り返る

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CB1000Fコンセプトのスタイリング
CB1000Fコンセプトのスタイリング(筆者撮影)

ちなみにホンダは、今回のショーで、次世代CBの象徴といえる「CB1000Fコンセプト」を世界初公開した。まだ参考出品車で、価格や発売時期など詳細は未発表だが、CB1300スーパーフォアに代わるCBブランドの新たなフラッグシップ候補だ。とくに注目なのがそのスタイル。先に紹介した往年の名車CB750F/900Fをデザイン面でのモチーフとしており、まさにCBの伝統を受け継ぐレトロな雰囲気が満点だ。

また、エンジンには、これも大排気量CBシリーズの伝統といえる直列4気筒を搭載。ストリートファイターモデルの「CB1000ホーネット/SP」と同じ2017年型「CBR1000RR」用エンジンを採用し、ストリートでの扱いやすさを重視したセットアップを施している。なお、展示車には、現段階でウインカーやミラーなどの保安部品は装着されていないが、細部の完成度などは高いため、かなり市販車に近い仕様であることがうかがえる。

CBブランドの今後について

CB1300スーパーフォア ファイナルエディションのリアビュー
CB1300スーパーフォア ファイナルエディションのリアビュー(筆者撮影)
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ともあれ、ホンダの伝統的ブランドであるCBの新フラッグシップとなることが予想できるCB1000Fコンセプト。この新型モデルが、CB1300スーパーフォアをはじめ、先代CBたちが築いてきた歴史や実績を受け継ぎつつ、新たなスタンダードとなり、時代の潮流を作り上げるかが今後注目だ。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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