【33年の歴史に終止符、ホンダのビッグワン】フラッグシップモデル最終型「CB1300スーパーフォア ファイナルエディション」と歴史を振り返る

ファイナルエディションの主な特徴は、まず、初代モデルをイメージしたカラーリングを採用していることだ。上級モデルのCB1300スーパーフォアSPとCB1300スーパーボルドールSPには、初代のイメージカラーだった赤×白を彷彿させる「パールサンビームホワイト」を施している。
また、スタンダードのCB1300スーパーフォアとCB1300スーパーボルドールには、やはり初代に設定されたブラックボディを彷彿させる「グラファイトブラック」を採用。加えて、燃料タンクには、通常モデルがホンダの「ウイングマーク」エンブレムを装備するのに対し、ファイナルエディションでは初代と同じ「HONDA」の文字ロゴを採用。タンク上部には「Final Edition」のステッカーも配している。

ほかにも、ゴールドカラーのドライブチェーンや、シルバーカラーのスイングアーム、トップブリッジ、ステアリングステムなども装備。これらは、いずれも初代モデルの車体配色に合わせたカラーで、さほど派手さはないが、細部までこだわった数々のアイテムを備えている。
普遍的なスタイリング

なお、今回のモーターサイクルショーでは、初代CB1000スーパーフォアと、CB1300スーパーフォアSPファイナルエディションの両方を間近で見ることができたが、ぱっと見ると区別がつきにくいほど両モデルは雰囲気がそっくりだった。とくに30年以上も前にデザインされた初代のフォルムは、今でも古さをまったく感じさせなかったのは驚きだった。それだけデザインは、初期から完成されていたということだろう。
そして、そのテイストを継承した現行モデルのフォルムは、まさに大型バイクと呼ぶにふさわしい圧倒的な迫力やボリューム感。このバイクが、国産ネイキッドのなかでも、かなり個性的で希有なモデルであることを再認識した。
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