主役はE5系「新幹線大爆破」監督に聞く撮影の裏側 JR東日本が「まさか」の協力、ALFA-Xなぜ登場?

Netflixで独占配信中の映画『新幹線大爆破』の樋口真嗣監督(撮影:尾形文繁)
新幹線に爆弾が仕掛けられ、時速100km以下になると爆発する――。4月23日からNetflix(ネットフリックス)で独占配信中の映画『新幹線大爆破』が話題を呼んでいる。1975年に公開された『新幹線大爆破』(以下、原作)のリブート版である。メガホンを取ったのは『日本沈没』(2006年)、『シン・ゴジラ』(2016年)などの代表作を持つ樋口真嗣監督。鉄道好きとしても知られ、『シン・ゴジラ』ではゴジラ相手に新幹線が大活躍した。本作ではJR東日本の特別協力のもと、文字通り新幹線が主役となった手に汗握る展開に。そのノンストップアクションには多くの鉄道ファンが魅了されたに違いない。この映画はどのように作られたのか、樋口監督に聞いた。
ALFA-Xはなぜ登場?
――樋口監督の『新幹線大爆破』を見て、新幹線のリアリティある描写に興奮しました。近年、新幹線が登場するアクション映画が国内やハリウッドでたくさん作られましたが、車両のデザインが実際と違っているなど、鉄道ファンから見てリアリティに欠ける場面もありました。「自分ならこう撮るのになあ」というこだわりはありましたか。
そこは、製作側と観客との間で「鉄道が好き」という部分にギャップがあるのかなと思います。鉄道が大好きな人がそうした映画を見ると製作側の「鉄道が好き」という要素が足りないと感じてしまうのではないでしょうか。私たちの映画も鉄道が大好きな人たちから「好きが足りない」と思われないか心配でしたが、楽しんでいただけたのでしたら大変うれしいです。
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