主役はE5系「新幹線大爆破」監督に聞く撮影の裏側 JR東日本が「まさか」の協力、ALFA-Xなぜ登場?
そこでパッと思い浮かんだのがのんさん。何度か一緒に仕事をしたことがあり、彼女が初めて監督した映画を手伝ったこともあります。そのときの印象がびしっとしていたので運転士でいけると思いました。彼女は事あるごとにアクション映画をやりたいと言っていて、「今回は座りっぱなしだけど、原作ではアクション俳優の千葉真一さんがやっていた役だから」と口説きました。
――「あまちゃん」に出ていたから起用したのでは?
そこは全然。後で本人から聞いて、そういえばそうだねと。
鉄道ファンに「見てほしいところ」は?
――最後に、鉄道が好きな人たちにここを見てほしいというシーンはありますか。
うーん。全部と言いたいけど……。どの程度の人が気づくかわかりませんが、列車が走っているカットは実際のその場所ではないところばかりです。最初の予告編でもトンネルを出た後、ある設備がチラッと映る。そのトンネルと設備の距離だけでその場所がどこかをネット上の人たちは特定してしまうんです。
東北新幹線は騒音対策が徹底されているので防音壁が意外に高い。特に仙台から南は景色を見せようと思っても防音壁に遮られてなかなか見せられない。だから仙台から北で撮った絵面のいい場所を選んで使っています。そこはお目こぼし願います、のような感じです。

――劇場で見るのとは違って、Netflixでは何十回でも見直しができますから、実際の撮影場所を突き止めようとする鉄道ファンも出てきそうですね。
怖いなあ。でも、ぜひ何度でも見てほしいですね(笑)。

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