このようなリスクを回避するため、株価のチャートを十分に確認し、高値での購入は避けることを心がけましょう。
ルール4:ストップロスの水準は自分で決めておく
株式投資において、失敗を認めることも大事です。どれほど綿密な分析を行い、自信を持って判断した投資であっても、購入価格を下回ることは日常的に起こり得ます。
そうなったときのために、あらかじめストップロス(損切り)の水準を設定しておきましょう。 私の場合、ストップロスの水準を10%に設定しています。
この水準に落ち着いた理由として、5%では個別銘柄の日常的な株価変動を考えると頻繁なストップロスを引き起こしてしまい、かといって20%では損失が大きすぎて後悔を招くことになります。
20%もの下落を許容してしまうと、なぜそのような銘柄を購入したのかという自責の念に苛まれることにもなりかねません。 もちろん、投資家それぞれにリスク許容度は異なりますので、自分に適したストップロス水準を見つけることが重要です。
まずは10%を基準として設定し、その後、実際の運用経験に基づいて調整していくのも1つの方法でしょう。ただし、最も避けるべきは、さまざまな言い訳をつけて、設定したストップロス水準を無視し、下落銘柄を放置してしまうことです。
自ら定めた規律は必ず守る姿勢が重要です。
個別銘柄への投資は時間分散して行うことをお勧めします。時間分散投資を行えば、自然と複数の異なる価格での購入となり、全保有を一度に売却するような事態も避けられます。
これにより、一部の保有分がストップロスを免れた場合、その銘柄を維持しながら、より安値での再投資も可能となります。 ストップロスには、一度保有を減らすことで心理的なハードルを下げ、より安値での再投資を可能にするという効用もあります。
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