私自身、とても気の毒な状態で過ごしている高齢者をたくさん見てきました。
「こんな施設に入りたい」と老後資金をしっかり貯めておいても、認知症の進行などによって、望んでいたような「終のすみか」で過ごせない可能性は十分にあります。
元気なうちに「できる準備」をしておこう
とはいえ、まったく準備なしで老後を迎えるのと、できるかぎりの準備をしておくのとでは、結果は少なからず変わってきます。
元気なうちに高齢者施設の見学に行ってみるなど、施設がどんなところなのか知っておくのはおすすめです。
介護度が上がって退去を迫られるといったケースが心配な場合は、医療法人などの系列グループで、自立型から療養型の施設・病院などに移れるシステムがあるところを探しておくという方法もあります。
また、あらかじめ「要介護認定」を受けておくと、施設への入居がスムーズです。
要介護認定を受けるには、市区町村の窓口に申請します。
老後の施設入居は介護度や費用面など、そのときの条件で選ぶしかありませんから、先を見越すことが難しいのはたしかです。
ただ、高齢になり判断力が鈍ってからでは、ベストな選択が難しくなります。
だからこそ、元気なうちに「知識」を身につけ、「情報収集」しておくことはとても大切です。
「早め早めの準備」をしておくことは、「老後生活の質」を上げることにもつながります。
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