最悪の場合、歩けなくなるだけでなく、排尿・排便障害も…医者も見誤る「脊柱管狭窄症」判断する2つの決め手
立ったり、歩いたりすると痛み・しびれが出ていたのが、重症になると、安静にしていても痛み・しびれが出るようになります。
足のしびれが進行すると、麻痺状態になることがあります。足首を上に持ち上げることができず、スリッパが脱げてしまう。ひざをまっすぐにすることができず、ガクッと腰が抜けてしまうなどの症状が現れます。
おしっこが出にくい、残尿感、頻尿、尿もれ、便秘など、排尿・排便のコントロールができなくなります。
何より大切なのは「早期発見・早期治療」
ここでもう1度、「歩けなくなりますか?」という質問に答えると、「こうした危険なサインが出ているにもかかわらず病院に行かない、手術が必要なのに手術を受けないといった選択をすると、本当に歩けなくなる可能性があります」という答えになります。
この3つは、神経の圧迫が相当強くなっているというサインです。早急に専門医の診察を受けるようにしてください。
ただし、多くの場合は、手術を受けることで症状が軽くなり、改善が期待できます。また、脊柱管狭窄症の症状は、長い年月をかけて少しずつ進行するので、いきなり重症化することはまずありません。
どんな病気にも言えることですが、脊柱管狭窄症も早期発見・早期治療が何より大切です。早期に発見したからといって、必ず手術が必要ということではありません。
症状が軽い場合は、両ひざを立てた状態での腹筋や、エアロバイクを使った運動、薬による治療を取り入れることで、進行を抑えることができます。
大切なのは、少しでも異変を感じたら早めに専門医に相談することです。早めに診断を受けて、適切な対策を取ることで、日々の生活をふたたび快適に過ごすことができるようになります。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら