
若者の心をガッチリ掴んだ「しゃぶ葉」。人気を獲得した背景とは? 写真は筆者が訪れた、吹田佐井寺店(筆者撮影)
ライター・編集者の笹間聖子さんが、誰もが知る外食チェーンの動向や新メニューの裏側を探る連載。第6回は、すかいらーくグループが展開するしゃぶしゃぶ食べ放題の店『しゃぶ葉』が、10代、20代から圧倒的な支持を受ける「なぜ」に迫ります。
「しゃぶしゃぶ店なのに、こんなに若者がいるの?」——。先日「しゃぶ葉」を家族で訪れて、筆者が真っ先に抱いた疑問だ。「高級」「フォーマル」というイメージが強いしゃぶしゃぶ店で、食べ放題といえど平日の夜20時、10〜20代で店があふれ、待ちも出ている状況だったからだ。体育会系らしき高校生の団体もいた。
急速に店舗数を拡大中の「しゃぶ葉」
しゃぶ葉は、2022年から急速に店舗数を拡大、2025年3月現在で300店舗を突破した、すかいらーくグループの飲食チェーンだ。
2020年からはマレーシア、台湾、アメリカにも進出。2024年1月に279店舗だったことを考えると、わずか14カ月で20店舗ほど増やしたことになる。
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