「美の代償?」ハリウッドセレブが飛びつく“激やせ特効薬”の不都合な真実

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昨年は、『50年後のサマーキャンプ』、Netflixの『ファミリー・アフェア』、HBOの『The Great Lillian Hall』(日本未公開)などの映画にも出演しており、76歳にして、また仕事を楽しんでいるようだ。

『Matlock』では、放送映画批評家協会賞の主演女優賞(ドラマシリーズ部門)を受賞したほか、全米映画俳優組合賞(SAG賞)にも候補入り。この秋のプライムタイム・エミー賞でも大健闘が予想される。

プライムタイム・エミー授賞式で舞台に立てば、それまでしばらく彼女を見ていなかった視聴者から、「別人のようだ」「どうしたのか」という声が上がるだろう。

ベイツは久しぶりの晴れ舞台で何を語るか?

そこでまた「オゼンピック」の話題が出るだろうが、おそらくそこで止まらず、「一番の理由は食生活を改善し、地道に努力をしたこと」というところまで、きちんと語られるのではないか。

薬なしで35キロも落とせたという事実は、肥満に悩む多くのアメリカ人にポジティブなメッセージを送るはず。とはいえ、その時間がかかる地道な方法をあえて選ぶ人は、現実的にどれほどいるものだろうか。

猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト

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さるわたり ゆき / Yuki Saruwatari

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒業。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場リポート記事、ハリウッド事情のコラムを、『シュプール』『ハーパース バザー日本版』『バイラ』『週刊SPA!』『Movie ぴあ』『キネマ旬報』のほか、雑誌や新聞、Yahoo、ぴあ、シネマトゥデイなどのウェブサイトに寄稿。米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。
X:@yukisaruwatari
 

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